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デザインシンキングの課題とリスク - 枠を超えたデザイン・イノベーションを起こせない理由

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アクセンチュアが提唱している”FJORD TRENDS 2018”にて、クリエイティブがスピードや詳細な要件定義とのトレードオフになってしまうリスクが有ると記載しています。

デザインシンキングの課題とリスクは何か。

どのようにすれば企業は枠を超えたデザイン・イノベーションを起こすことができるのでしょうか。

デザイン・シンキングの拡散により初心者と専門家の境界線は不鮮明です。

変革させる力を理解している者を見分けることは非常に重要になります。また、素早く提供してスケールさせることに対する需要は、デザインする過程でクリエイティビティを損なわせています。その結果、重要なセールスポイントである、シンプルさ、気品、パーソナリティ、そしてクラフト(技能・職人技)という要素が時に欠けてしまいます。
また、モバイルやソーシャルプラットフォームがデザインに与える影響についても考えてみましょう。中には指示が細かすぎるアプローチもあります。アプリ開発者にあまりにも細かく要件を指定してしまうと、美的革新のない同じようなデザインが生まれてしまいます。

アクセンチュア FJORD TRENDS 2018

今日はこの記事(FJORD TRENDS 2018)について読み解きたいと思います。

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デザインシンキングの現状

デザインシンキングは現在、幅広い企業で認知され、先進企業では活用が始まっています。

しかし、デザインシンキングの導入が始まっている一方で、本当に大切にしなければいけない”革新を起こすこと”が疎かなになっていることが課題です。

 

病院は患者に対する理解を深め、より良いサービスを提供するためのプロセスに、デザイン・シンキングを取り入れています。銀行業界において は、Capital One銀行はデジタルラボの枠を超え、 デザインをITやその他不可欠なサポートサービ スに広げています。

米国の液体ディスペンサーメ ーカーFishmanのように、従来の製造業において も、製品やサービスにデザイン・シンキングアプロ ーチを活用していることを謳っています。Forbes Insightによると、取材対象のシニアレベルエグゼ クティブのうちの39%が、デザイン・シンキングの 主要な考え方を取り入れたと答えています。

これらの例は良い意志の表れですが、デザイン・シ ンキングの定義が狭すぎる、あるいは他の重要な要因を犠牲にしてまでも、デザイン・シンキングの 重要性が過剰に評価されてしまうと、逆効果にも なりかねません。

アクセンチュア FJORD TRENDS 2018

 

イノベーションを起こせない理由

アジャイルで成果を出すために、流行りを意識したデザインや決まったプロセスを踏むことにより、クリエイティブがなくなり、革新に必要な要素が無くなる。

製品をアジャイル、即ちより素早く提供してスケー ルさせることに対する需要は高まっています。アジ ャイルに伴うスピードへのニーズは、デザインする 過程におけるクリエイティビティを損なわせてい ます。その結果、製品は素早く市場に提供されて はいますが、デザインにとって重要な、シンプルさ、 気品、パーソナリティ、そしてクラフト(手作り)とい う要素が時に欠けてしまいます。 クラフトに関して、モバイルやソーシャルプラットフ ォーム上のデザインが与える影響について、考え てみましょう。中には指示が細かすぎるものがあり ます。アプリ開発者にあまりにも細かい要件を指 示してしまうと、新鮮さのないどこかで見たことが あるようなデザインが生まれてしまいます。 流行りの「フラットデザイン」も、独自性や感情、思 い入れ、情熱に欠ける製品を生み出してしまいま す。このような失敗は、職人のように一から作り始 めることなく、テンプレートを活用したアプローチ を選択したことに起因します。今ではたくさんの似 通ったアプリやロゴが存在します

アクセンチュア FJORD TRENDS 2018

デザインシンキングをワークさせるために

組織としての風土、文化、ケイパビリティを定義する必要があります。

デザインドリブンアプローチを意義ある存在にし 確実なものにするために、デザインの分野は進化 しなければなりません。組織は、「デザインのこだ わり」、「デザインのプロセス、ツール、チーム」、そ して「デザインスキルの幅」、これら三つの柱を見 直し、これらに再び注力しなければなりません。ユ ーザーのニーズに対応した、より洗練されたリビ ングサービスを開発するためには、新たなスキル がますます必要になります。 デザイン・シンキングの最大の価値を引き出すに は、デザインドゥーイングと組み合わせ、力強い デザインカルチャーで支える必要があることを、 組織は理解しなければなりません(Fjordはこれ を「The Design Rule of 3(デザインの三法則)」 と呼んでいます)。デザインは、問題解決するため の重要なツールであり、また有力な差別化要因で す。デザインクラフトは、魅力的なサービスや製品 のためにに必要不可欠である、愛される商品を生 むための要素です。

アクセンチュア FJORD TRENDS 2018

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