経営

日産自動車V字回復の秘訣を追う - カルロス・ゴーンの経営論に学ぶ【経営戦略】

投稿日:

倒産寸前だった日産自動車を、わずか1年でV字回復させた人物。彼の名はカルロス・ゴーン。そんな彼の著作「カルロスゴーンの経営論」から「V字回復の理論、組織運営法」をご紹介いたします。

スポンサーリンク

ad




あらすじ

「逆風下の変革リーダーシップ養成講座」をもとに、質疑応答の形式で書かれた本です。各章ごとに、早稲田大学教授が解説入ります。ゴーン氏のリーダーシップ論、モチベーション、マネジメント、経営手法をわかりやすく、且つ論理的に語ります。

 

特筆すべき3つのポイント

  1. カルロス流リーダーシップ
  2. カルロス流経営手法
  3. カルロス流意思決定法

1.カルロス流リーダーシップ

ゴーン氏曰く、リーダーとは「周囲から認められている」ことが前提であり、その上で「心を通わせる」「結果を出す」ことが求められるといいます。心を通わせるとは、いかに「相手の興味を自分にひかせるか」です。

興味があれば、心を通わせるのは容易いからです。結果を出すというのは、言うまでもなくリーダーとしての条件です。結果を出すことによって、説得力がつき、周囲から認められます。

2.カルロス流経営手法

ゴーン氏の経営手法は、極めてシンプルでベーシックなものだといいます。ゴーン氏の経営手法は、TQM(総合的品質管理)。計画を立て、その計画におけるKPI(重要業績評価指標)を設定する。計画を実行し、一定期間を区切り、KPIの限界値を下回っていたら、原因報告をするというものです。

これにより、担当部署は自ら問題解決を行い、自ら改善するようになります。現場を知らない上からの指示ではなく、現場を知る人間が改善することにより、組織が自発的に動くようになるのです。

3.カルロス流意思決定法

ゴーン氏は「意思決定」に時間をかけるといいます。意思決定による影響とその後を見据えます。その意思決定のバックグラウンドには「本質」と「大儀」があります。

「本質」とは一貫性のことで、「大儀」とは社会的に大切なもの。経営に一貫性を持たせ、社会的に必要とされることを常に見据える。これを意思決定のベースとしています。

本書を実践に移すためには

ゴーン氏の経営ノウハウを実践するためには、意思決定法にもあった「本質と大儀」を見失わないことだと思います。この社会が人間社会で成り立っている以上、人間として大切なもの見据えることで、社会的から必要とされる組織になれるのです。

経営者はマクロ、従業員はミクロです。そう考えると、この「本質と大儀」は万人に共通すると言えます。

おわりに

ゴーン氏が成し遂げた偉業の裏には、過酷な決断もありました。「大量の従業員の解雇」がそれです。しかしそれはすべて、発展の為の「痛み」だったに過ぎません。変わるためには、痛みが伴います。

どんなものにも、リターンの裏にはリスクが存在し、リスクの裏にはリターンが存在します。リスクとリターンは表裏一体のものだからです。これを考えた時、自分の人生で迎える局面は、すべて発展の為のものだと捉えることができます。

ad




ad




おすすめ記事一覧

-経営
-,

Copyright© SORISE , 2017 AllRights Reserved.