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成功する企業に必要な6つの条件とは - ビジョナリーカンパニーを目指す【ビジョン】【経営戦略】

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成功する企業に共通してみられる特徴とはなにか?ビジョナリーカンパニーとは何か?をご紹介します。

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ビジョナリーカンパニーとは

「ビジョナリーカンパニー」は、アメリカ・スタンフォード大学の経営学者であるジェームズ・C・コリンズとジェリー・I・ポラスが、世界的に成功している企業について研究した結果をまとめたもので、日本では1995年に発売されています。

この「ビジョナリーカンパニー」は世界中で大ヒットとなり、続編として「ビジョナリーカンパニー4」まで出版されています。日本の企業経営者の間でも座右の書として挙げる経営者は多く、有名なところではサイバーエージェントの藤田社長も影響を受けた本としてこの「ビジョナリーカンパニー」をあげています

第1弾の「ビジョナリーカンパニー」では、各業界において世界的に成功している企業とそこそこの業績にとどまって企業を比較する形で、成功する企業に共通する点を検討しています。

 

成功する企業に必要な6つの条件

本書に示されている企業の成功のためのポイントのうち、特に特徴的な箇所を6点取り上げて解説していきます。

  1. 永続する「仕組み」を作る
  2. 基本理念の浸透
  3. 大胆な目標への挑戦
  4. 生え抜きの経営陣
  5. 試行錯誤を恐れない
  6. 現状に満足しない

1. 永続する「仕組み」を作る

本書の中では「時計を作るのではなく、時を告げる仕組みを作る」という言葉で表されています。企業として、より良い製品・サービスを作り上げることは重要なことです。
製品・サービスとして優れたものでなければ、市場に受け入れられないので、それは当然のことかもしれません。
しかし、企業経営者にとってはそれ以上に「企業として成功するための仕組み」を作ることが重要であると、本書では説いています。
その意味で、企業経営者の仕事とは「設計者」の仕事に近いと言えるでしょう。

2. 基本理念の浸透

成功する企業の特徴として「基本理念の浸透」が必要であるということは、様々なところで書かれていることでないかと思います。
本書でももちろん「基本理念の浸透」が重要であると書いていますが、それは「熱狂的」なレベルで浸透していることが重要であると書いています。

そのため、「ビジョナリーカンパニー」とされている企業の職場が誰にとっても素晴らしいものであるかというと、そうとは限りません。

その企業の理念を受け入れられる人にとっては居心地の良い職場かも知れませんが、受け入れられない人にとっては長く仕事を続けられないような職場なのです。

3. 大胆な目標への挑戦

本書では大胆な目標のことを「BHAG(Big Hairy Audacious Goals・ビハーグ)」と呼んでいます。

「ビジョナリーカンパニー」とされている企業は、社運を賭けた大胆な目標を立てて取り組むことによって進歩を促す仕組みを作っています。企業としての成功を目指すためには、リスクは避けるべきものではなく、大胆な挑戦を行って乗り越える必要があるのです。

4. 生え抜きの経営陣

最近の日本の企業経営では、「プロ経営者」と呼ばれる人を外部から招聘して企業のかじ取りを任せるというケースも増えてきています。

有名なところではアップルの日本法人やベネッセの社長をしていた原田泳幸氏や、現サントリー社長の新浪剛史氏等を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかし、「ビジョナリーカンパニー」として取り上げられている企業では、生え抜きの経営陣というところが多いようです。代表的なところでは、GEのジャック・ウェルチ氏が挙げられています。GEは経営人財の育成に力を入れている企業としてもよく知られている企業でもあります。

外部から有能な人材を招聘するよりも、内部事情や企業風土をよく知った人材に経営を任せた方が良いということになります。

5. 試行錯誤を恐れない

「ビジョナリーカンパニー」として成功した企業は、大胆な目標への挑戦を行っていく中で試行錯誤を繰り返し、うまくいったものを残すという仕組みができています。

必ずしも最初からうまくいくものだけに取り組むのではないのです。

このような大量の試行錯誤の中からヒット商品を生み出してきた企業として有名なのが、3Mです。3Mでは従業員にアイデア出しを奨励し、小さな商品を大きく育てることによって1990年には40以上の製品部門を持つような企業に成長しています。

6. 現状に満足しない

本書で「ビジョナリーカンパニー」として取り上げられている企業の多くでは、自己改善の取り組み姿勢ができています。

現状に満足してしまうとそこから後は、企業としての成長を見込めなくなってしまいます。

企業が直面している市場のニーズは常に変化しているものです。現状に満足せず、常に市場の期待に応えられるような取り組みを行った企業が、「ビジョナリーカンパニー」として成功を勝ち取るのです。

 

おわりに

この「ビジョナリーカンパニー」は、20年以上前に出版された本です。
本書で、「ビジョナリーカンパニー」として取り上げられた企業のうち、その後の経営環境の変化等によって現在では苦戦を強いられている企業もあります。
だからと言って、本書で「ビジョナリーカンパニー」の特徴として挙げられている特徴が間違っているということではありません。著者が多数の企業を研究する中で抽出してきた成功の法則は、今でも今後の企業経営の成功につながるものであるといえるでしょう。

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